
カイツブリ
潜水が得意な小さな水鳥
- 漢字表記
- 鳰
- 英語名
- Little grebe
- 学名
- Tachybaptus ruficollis
- 分類
- カツオドリ目カイツブリ科
- 渡り区分
- 留鳥
- 体長
- 26cm (ヒヨドリよりやや小さい)
- レッドリスト
- 準絶滅危惧(NT)
月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)
- 沖縄の各所で見られる
- 沖縄の特定地域で見られる
- 沖縄の特定地域でまれに見られる
カイツブリは、日本全国に広く分布するとても小さな水鳥。
本州中部以南では留鳥、東北以北では夏鳥として生息しています。沖縄では留鳥として年中見ることができます。
一部は冬鳥として飛来する個体もいるそう。
2025年のカイツブリ


最初に出会ったのは龍潭池です。
ものすごく小さかったので、カモの子供だと思って撮影しました。
家に帰って調べたらカモ目ではなく、カツオドリ目のカイツブリ。
えっ、カツオブシ...?なにそれ。

「カイツブリ」とわかってから、色んな池を観察すると、高頻度でいることがわかりました。
池やダム湖、農業用のため池など、水面が穏やかな場所なら大体。
ひとつの湖につき、数は1~2羽ほど。
そして、2羽以上の個体がいるところは見たことがありません。
調べてみると、他のカイツブリ科では縄張りが50m以上になる例もあるらしく、沖縄にある池の広さ的には、「1池に1羽(1ペア)」という感じになるのかもしれませんね。
2026年のカイツブリ

色違いで2羽で泳いでる姿もよく見ます。
完全に、オスとメスだと思うじゃないですか?
カイツブリは雄雌の外見状の違いはないようです。
上記の写真は、左の黒色が夏羽で、右の白い色が冬羽です。
2羽の関係性は彼らにしかわかりません。
ちなみに、沖縄県内のカイツブリは生息数が少なく、環境省のカテゴリーでは軽度懸念(LC)ですが、沖縄県レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に選定されています。県内には点在する淡水域に細々と生息している状態で、生息環境(池沼)の限られた島嶼では個体群の環境収容力も小さく、元々それほど多くの個体数を維持できないそうです。一方、大型の池のある大東島(例えば大池・月見池)では、亜種のダイトウカイツブリではありますが、多数が生息・繁殖しています。
カイツブリは短い鳴き声を出すことがありますが、特に特徴的なのは「ケレケレケ」という甲高い声だそう。実は私はまだ聞いたことがありません。
沖縄県外で見たカイツブリ

参考
- 嵩原建二 「沖縄島で留鳥として生息する貴重な3亜種の繁殖記録について」
- 植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
- 高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
- 沖縄県「宮古広域公園整備事業に係る計画段階環境配慮書」
- 佐原雄二 「Bird Research News Vol.2 No.6」

- スズメ
- スズメ目スズメ科|留鳥
- 街に暮らす最もポピュラーな鳥、比較的によく見る鳥ではあるが、沖縄県外に比べて、見かける頻度は若干少ない

- 亜種リュウキュウメジロ
- スズメ目メジロ科|留鳥
- 小さな体でハイビスカスなどの蜜を求めて飛び回っています。メジロの亜種で、奄美諸島から琉球諸島に広がる留鳥です。

- オオルリ
- スズメ目ヒタキ科|夏鳥
- 観察できるほど見れていない

- イソシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 磯で単独行動お尻の動きが可愛いシギ

- キガシラセキレイ
- スズメ目セキレイ科|冬鳥
- 顔だけ真っ黄色なセキレイ

- ウズラシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- ずんぐりとした体型のウロコ模様が綺麗なシギ

- 亜種オキナワシジュウカラ
- スズメ目シジュウカラ科|留鳥
- 森でも街でも、どこでもいて、多彩な囀りが聞こえてきます。亜種にあたりシジュウカラより背中の黄色味が薄く、灰色っぽいのが特徴です。

- ツルシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- スラリと長い嘴と赤い脚が特徴的。沖縄では比較的珍しい。

- ノスリ
- タカ目タカ科|冬鳥
- 昔、亜種ダイトウノスリもいたそう

- ウミネコ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 冬の海に響く、猫の声のカモメ


