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沖縄野鳥

ハシビロガモ

    くちばしが特徴のしゃもじカモ

    漢字表記
    嘴広鴨
    英語名
    Northern shoveler
    学名
    Spatula clypeata
    分類
    カモ目カモ科
    渡り区分
    冬鳥
    体長
    50cm (カモメよりやや大きい)
    レッドリスト
    低危険種(LC)

    月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)

    1月
    2月
    3月
    4月
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    5月
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    6月
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    7月
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    8月
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    9月
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    10月
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    11月
    12月

    顔つきが似ているカモの中でも、この種だけは特別。
    顔の割に嘴が大きく、一度見たら忘れないインパクトのある顔付きをしています。

    ハシビロガモは、冬鳥として全国の淡水域に飛来する中型のカモです。沖縄でも冬に姿を見せることがありますが、その数は少なめと言われています。
    三角池をはじめ、水田や海岸沿いの汽水域付近でも観察されることがあります。

    繁殖地としては北海道のオホーツク海沿岸などが知られています。

    ハシビロガモのメス。オスに比べて控えめな色合い - 2025.11.05 沖縄県糸満市
    ハシビロガモのメス。オスに比べて控えめな色合い - 2025.11.05 沖縄県糸満市

    幅広い“しゃもじ”のようなくちばし

    水田で餌を探すハシビロガモ
    水田で餌を探すハシビロガモ - 2025.03.11 水田(沖縄県国頭郡国頭村)

    「ハシビロガモ(嘴広鴨)」という名前の通り、最大の特徴はその幅広のくちばし。まるでしゃもじのような形をしており、その内側には「板歯(ばんし)」と呼ばれる櫛のような構造があります。これを使って、水中のプランクトンや浮遊物を濾しとって食べるという、ユニークな食事スタイルを持っています。

    集団でぐるぐる、渦を巻くカモたち

    水上で羽繕いをするハシビロガモ
    水上で羽繕いをするハシビロガモ - 2025.03.11 三角池(沖縄県豊見城市)

    ハシビロガモは、数十羽で輪になって水面をぐるぐる回るそうです。これは水流を作ってプランクトンや浮遊物を中央に集め、それを効率よく濾しとって食べるための行動だとか。

    どこ見てるの? - 2025.11.29 沖縄県豊見城市
    どこ見てるの? - 2025.11.29 沖縄県豊見城市
    ハシビロガモはちょっと怖い... 2025.11.29 沖縄県糸満市
    ハシビロガモはちょっと怖い... 2025.11.29 沖縄県糸満市

    参考

    • 植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
    • 高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
    カモ目の仲間