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沖縄野鳥

カルガモ

    ヒナとお散歩する先端が黄色い嘴のカモ

    漢字表記
    軽鴨
    英語名
    Spot-billed duck
    学名
    Anas zonorhyncha
    分類
    カモ目カモ科
    渡り区分
    留鳥
    体長
    61cm (カラスよりやや大きい)
    レッドリスト
    低危険種(LC)

    月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月

    カルガモは、日本全国に市街地でも見ることができる身近なカモです。
    沖縄以外では公園の池などでかなりの頻度で見ることができるのですが、池が少ない沖縄では案外見る機会は多くないかもしれません。
    それでも、沖縄島や八重山諸島、大東諸島、宮古諸島では少数ながら繁殖も確認されているそうで、冬鳥として渡ってくる個体もいるので、年間を通じて出会うことができます。

    しっかりとした足取りで歩くカルガモ
    しっかりとして足取りで歩く - 2024.02.16 比屋根湿地(沖縄県沖縄市泡瀬)

    淡水域を好む淡水カモです。
    汽水(淡水と海水の混合)域にもいますが、淡水域を好む傾向があるそうです。淡水のカモは、海のカモよりも体が長く足が体の中央にあるため、陸上を歩くのが比較的得意とされています。

    嘴の先の黄色が識別のポイント

    特徴的な嘴の色と足のカルガモ
    特徴的な嘴の色と足 - 2024.02.16 比屋根湿地(沖縄県沖縄市泡瀬)

    カルガモは比較的大型のカモで、雌雄の体色はほぼ同じですが、つがいで並ぶとオスのほうがわずかに体色が濃く、特に尾の上下部分が黒っぽく見えます。メスはやや小柄で全体的に淡い色合いをしています。カルガモはマガモと遺伝的に非常に近い種類です。ちなみにカモの仲間は一般的にメスのみが育雛します。そのため、カルガモもひなを連れているのはメスだそうです。
    カルガモの特徴は「嘴の先端が黄色い」ことです。これを覚えておけば、ほかのカモと識別する際に迷うことはないそうです。ちなみに足も鮮やかなオレンジ色。

    餌の探し方

    逆立ちして餌を探す - 2024.02.16 比屋根湿地(沖縄県沖縄市泡瀬)
    逆立ちして餌を探す - 2024.02.16 比屋根湿地(沖縄県沖縄市泡瀬)

    カルガモは水面を嘴で音を立てたり、首を水中に突っ込んで逆立ちするような姿勢で植物を食べます。この姿勢は「逆立ち採餌」と呼ばれ、カモ類に特徴的な動作のひとつです。
    さらに、潜水することもあり、水中の植物や小さな生き物を捕ることもあります。春先には干潟でカニをよく食べる姿が観察され、意外にも動物食の一面を持っているみたいです。

    マングローブ林を歩いている時も - 2025.07.12 沖縄県金武町
    マングローブ林を歩いている時も - 2025.07.12 沖縄県金武町

    沖縄県外で見かけたカルガモ

    うとうとするカルガモ - 2025.06.15 東京都江戸川区
    うとうとするカルガモ - 2025.06.15 東京都江戸川区
    泳ぐカルガモ - 2025.04.15 東京都江東区
    泳ぐカルガモ - 2025.04.15 東京都江東区

    参考:
    植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
    高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
    沖縄野鳥研究会「沖縄の野鳥」

    カモ目の仲間