
クロサギ
海辺でよく出会うサギの一種。沖縄では白色型という真っ白な個体もいます。ダイサギやコサギと似ていますが、姿勢や動きで案外判別できます。
- 漢字表記
- 黒鷺
- 沖縄での呼称
- サーザー/シージャー/ウミトゥイ/サージャーなど※サギ類全般で共通(『与那原町史 与那原の自然と人』与那原町教育委員会 p.77)
- 英語名
- Eastern reef heron
- 学名
- Egretta sacra
- 分類
- ペリカン目サギ科
- 渡り区分
- 留鳥
- 体長
- 63cm (トビよりやや小さい)
- レッドリスト
- 低危険種(LC)
月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)
海岸を散歩していると、白くて細身のサギをよく見かけます。最初はダイサギかコサギかな?と思いましたが、どこか雰囲気が違う。なんだかスタイリッシュさがないような気がする。調べてみるとクロサギの白色型の個体だとわかりました。名前に「クロ」とついているのに色が白いなんて、なんとも紛らわしい鳥です。
本州ではほとんどが黒いクロサギが多いのですが、、南に行くほど白色型の出現率が高くなります。沖縄などの南国の島々では、白い砂浜が多いため、白色型の方が隠蔽色として有利だと考えられています。そのため、白色型が多くなったのかもしれません。
黒色型と白色型、それぞれの狩りのスタイル

クロサギは魚類や甲殻類、貝類などを食べる肉食性の鳥で、海岸の波打ち際や岩場で狩りをします。色の違いは狩りの方法とも関係しているようで、黒色型と白色型では利用する環境や狩りの手法が異なると言われています。とはいえ、まだその行動の違いについては詳しくわかっていない点が多いらしいです。私の観察では、波打ち際でじっと待っているのは白色型がほとんどな気がします。珊瑚の淵に立って、魚が近づくのを待ち捕ら得る様子はよく見かけます。


クロサギが海上を低空飛行する様子をよく見ます。沖縄の海と一緒に撮影できるのでシャッターチャンスですね。


クロサギは沖縄ではかなりメジャーな鳥です。
海に行くと高確率で見ることができます。時にはホテルの砂浜なんかにもいますよ。




白型でも、足が黄色のでクロサギだと一瞬でわかります。
それにしても足が太いですね。
2026年のクロサギ
参考:
植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
公益信託サントリー世界愛鳥基金「トピックス 2月 鳥たちの羽色」

- ムラサキサギ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 主に八重山諸島や宮古島の湿地に生息。宮古島が北限の繁殖地とされています。葦の中でじっとしていると案外見つけにくい。

- アマサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 名前通り亜麻色が特徴的なサギ。特徴的な色味で遠くからでもわかりやすい。沖縄ではどちらかというと畑でよく観察される。

- ゴイサギ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 水際でじっと動かず立っていることが多いサギ。その姿はまるでペンギンのよう。沖縄では高頻度ではないものの、そこそこ見かける。

- リュウキュウヨシゴイ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 亜種ではなく独立した種。一瞬しか見れてません。

- アオサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 日本に分布するサギの仲間では最大級。宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」にも登場。沖縄ではも色んな場所で見かける。

- ダイサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 白い色のサギの中でも一際大きい。沖縄では水があるところには大体いて、越冬する個体も多いため一年中見る事ができるサギです。

- チュウサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- ダイサギ、コサギに比べるとやや見かける頻度は少ない種です。畑を耕しているときに飛んできてトラクターの後ろをついていく姿をよく見かけます。

- コサギ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 品の良さを感じる小さめの白いサギ。ダイサギと同じく多くの水辺で見かけます。真夏以外は頻繁に見れる印象です。

- ササゴイ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 疑似餌を使って狩をする知的なサギ

- クロツラヘラサギ
- ペリカン目トキ科|冬鳥
- ヘラ状の嘴が特徴的なサギ。世界的に個体数は少ないが、沖縄では毎年越冬する個体が多数おり、安定して見ることができる。

- ヘラサギ
- ペリカン目トキ科|冬鳥
- クロツラヘラサギに似ている。クロツラヘラサギは沖縄でよく見られるが、ヘラサギは飛来数が少なく珍しい。
