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沖縄野鳥

シマキンパラ

    沖縄に住み着いた縞模様の外来種

    漢字表記
    縞金腹
    英語名
    Scaly-breasted Munia
    学名
    Lonchura punctulata
    分類
    スズメ目カエデチョウ科
    渡り区分
    留鳥
    体長
    11cm (メジロよりやや小さい)
    レッドリスト
    低危険種(LC)

    月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月

    スズメかな?と思って近くでみてみると、少しだけ顔がイカつい。
    それがシマキンパラ。

    シマキンパラは中国南部や台湾、フィリピン、東南アジアに広く分布する鳥で、本来沖縄には生息していなかった外来種です。もとは愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥でしたが、逃げ出したり飼い主によって放された個体が野生化し、1988年に沖縄で初めて確認されました。

    その後、南西諸島での記録が増え、現在では奄美大島以南の農耕地や草地で普通に見られるようになっています。街路樹やアダンの基部などに球形の巣を作ることから、沿岸部でよく見かけ、一年中観察することができます。

    シマキンパラの夫婦
    電線に止まっている様子もよく見る - 2025.06.25 住宅街(沖縄県与那原町)

    名前の「シマ」は沖縄由来ではない

    沖縄では「島豆腐」「島酒」のように沖縄独自の伝統文化に関わるものには「シマ」がつく言葉が多く、シマキンパラの名前も沖縄の鳥のようですが、この「シマ」は沖縄とは無関係で、実際は腹部にある縞模様に由来して名付けられています。

    群れで行動し、分布を広げる

    畑にいることが多い
    畑にいることも多い - 2025.01.24 畑(沖縄県金武町)

    シマキンパラは群れで行動することが多く、他のカエデチョウ類と大きな混群を形成することもあります。食性は草本の種子や果実、昆虫などを食べる雑食性です。

    沖縄で定着したシマキンパラですが、最近では神奈川県でも目撃されており、徐々に分布を北へ広げている可能性があります。今後、日本全国で当たり前にいる鳥になるかもしれません。
    ちなみに、ペットから野生化した鳥には、同じカエデチョウ科の仲間にはブンチョウがいます。

    メヒシバをついばむシマキンパラ - 2025.08.09 畑(沖縄県恩納村)

    雑草の茎に捕まって、実をついばむ様子見れます。
    まるでセッカのような器用さですね。

    参考:
    国立環境研究所「侵入生物データベース」
    植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
    高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」

    スズメ目の仲間