
チュウシャクシギ
曲がった嘴が特徴的なやや珍しいシギ
- 漢字表記
- 中杓鴫
- 沖縄での呼称
- ウミドゥイ※シギ類全般(『与那原町史 与那原の自然と人』与那原町教育委員会 p.77)
- 英語名
- Whimbrel
- 学名
- Numenius phaeopus
- 分類
- チドリ目シギ科
- 渡り区分
- 冬鳥
- 体長
- 42cm (カモメよりやや小さい)
- レッドリスト
- 低危険種(LC)
月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)
- 沖縄の各所で見られる
- 沖縄の特定地域で見られる
- 沖縄の特定地域でまれに見られる
シギの中でも比較的大きく、湾曲した嘴も特徴的。
遠目で判別可能な初心者の味方のシギちゃん。
旅鳥として全国の海岸や農耕地などに飛来します。沖縄でも春と秋の渡りの時期に観察でき、一部の個体は越冬するため、9月から4月の長い期間見ることができます。
海岸に行くと大体1匹くらいは見かけるイメージです。
かつては大きな群れで飛ぶ姿が見られたそうですが、近年はそのような光景は少なくなっているようです。
名前
和名と英語名比べると
Curlew = ダイシャクシギ
Whimbrel = チュウシャクシギ
Little Curlew = コシャクシギ
となっています。英語は、チュウシャクシギだけ固有名詞になっています。和名の方がわかりやすいですね。
2025年のチュウシャクシギ

長く湾曲した嘴が特徴的。

チュウシャクシギは「ホイピピピピピ」という口笛のような独特の声で鳴きます。
他のシギに比べて圧倒的なボリューム。干潟にいると、だいたいどこからか聞こえてきますね〜


長く湾曲した嘴で甲殻類や昆虫を捕食するそうで、特によくカニを食べている姿をよく見かけます。
この独特の嘴の形は泥の中にいる獲物を探すのに適しているそうです。ただし、その裏付けとなる学術的な研究を見つけることができませんでした。仕方ないので、実際に私自身で、直線の棒と曲線の棒を口にくわえて前後に動かしてみると、曲線の山なりの部分と山なりでない部分の高さがある分、頭を軽く動かしただけで広範囲を探せることが実感でき、少しだけチュウシャクシギの気持ちがわかりました。

沖縄県内の干潟では1匹はみます。
体も大きく見つけやすいです。

今日もカニを捕まえてました。
長い嘴でカニなどの獲物を捕まえたはいいが、口の中まで運ぶのに苦戦してました。

チュウシャクシギ、他のシギと並ぶとサイズ感がわかります。
イソシギと並ぶと結構大きい。


たまたま目の前まで歩いてきたので、羽の細かな模様まで撮影できました。
チュウシャクシギは以前から羽の模様が立体的で綺麗だなと思っていましたが、葉脈のような感じになっていたのですね。

宮古島に行った時、下地空港から降りて一番最初のみた鳥がチュウシャクシギでした


集団行動も多めです。沖縄県内では3匹~10匹程度の群れをよく見かけます。
2026年のチュウシャクシギ

干潟の穴に嘴を入れて、カニなどを探してる姿をよく見かけます。


水路にいた5匹の群れのチュウシャクシギ達。
この日の気温は1年でも稀に見る寒さの12℃。だからなのか、だいぶふっくらして見えました。


参考:
植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
沖縄野鳥研究会「沖縄の野鳥」
京都府「京都府レッドデータブック2015」

- ツバメチドリ
- チドリ目ツバメチドリ科|夏鳥
- かっこよさと可愛さをどちらも備える愛しいフォルム。ふわっと飛ぶ姿が美しい。

- コチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 黄色いアイリングが特徴的で漫画のような顔付き。チドリの中で一番小さい。シロチドリと同じく沖縄の海岸や畑など各地でよく見かける。

- シロチドリ
- チドリ目チドリ科|留鳥
- 沖縄の多くの海岸で見かけることができ、沖縄で繁殖する唯一のチドリ類です。とても小柄で、近くにいても気づかない時があるほどです。

- メダイチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 大きなサイズのシロチドリがいると思ったらこの種。トウネンやヒバリシギより大きく、並ぶとそのサイズ感に驚く。

- オオメダイチドリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- メダイチドリとよく似ているが、嘴が長く、脚も長い。メダイチドリの群れの中に少数、まぎれ込んでいることが多い。

- ムナグロ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 沖縄ではよく見るシギチの一種。海や畑など様々な場所にいます。黄色の模様が鮮やかで、夏冬で大きく姿が変わり観察しがいのある面白い鳥です。

- ダイゼン
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 銀のダイゼン、金のムナグロ

- ケリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- 春先の耕したばかりの田んぼにいる珍しい旅鳥

- ミフウズラ
- チドリ目ミフウズラ科|留鳥
- まだしっかり観察できていません

- コアジサシ
- チドリ目カモメ科|夏鳥
- 初夏を告げる爽やかな鳥。海面へ直下降して魚を獲る姿が特徴。夏になるの沖縄ではよく見かける。

- クロハラアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- 海辺を優雅に旋回。沖縄では良く見かける方のアジサシ。夏になると黒いお腹を見ることができる。

- オニアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- スポーティーな見た目の珍しい鳥

- ユリカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 赤い足と嘴が特徴的なカモメ。沖縄県外では、どこでも見かけますが、沖縄では非常に珍しく油断すると会えない年もあります。

- ズグロカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 夏は顔が黒くなるカモメ

- ウミネコ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 冬の海に響く、猫の声のカモメ

- オグロシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 夏に橙色に染まる大きめのシギ

- エリマキシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- カールする尾羽がオシャレ

- オオハシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 長い嘴が特徴的

- アカアシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- アカアシ・キアシ・アオアシの信号機足のシギの一種。他の2種に比べると見かけることは少なめ。

- アオアシシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- その名の通り青い足と、少し沿った嘴が特徴的なサギ。このサイズのシギの中では、沖縄で通年見ることできる貴重な存在。

- ヒドリガモ
- カモ目カモ科|冬鳥
- 陸地が好きな赤い頭のカモ

- ヤツガシラ
- サイチョウ目ヤツガシラ科|旅鳥
- 日本の野鳥とは思えぬ風貌

- リュウキュウヨシゴイ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 亜種ではなく独立した種。一瞬しか見れてません。

- ミユビシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 砂の上を集団でちょこちょこ走り回る可愛いらしい鳥。あまり警戒心がないのか見ていると近くに寄ってくる。

- コシャクシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- チュウシャクシギよりもっと小さな嘴

- ウズラシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- ずんぐりとした体型のウロコ模様が綺麗なシギ

- ヒバリシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 短な嘴がキュートなシギ

- シロハラクイナ
- ツル目クイナ科|留鳥
- ペンギン柄のクイナ

- アマサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 名前通り亜麻色が特徴的なサギ。特徴的な色味で遠くからでもわかりやすい。沖縄ではどちらかというと畑でよく観察される。

- キアシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 黄色の足がトレードマーク