チュウシャクシギ

    曲がった嘴が特徴的なやや珍しいシギ、沖縄では比較的よく見る。体も大きく海岸で気づきやすいシギチ。

    漢字表記
    中杓鴫
    沖縄での呼称
    ウミドゥイ※シギ類全般(『与那原町史 与那原の自然と人』与那原町教育委員会 p.77)
    英語名
    Whimbrel
    学名
    Numenius phaeopus
    分類
    チドリ目シギ科
    渡り区分
    冬鳥
    体長
    42cm (カモメよりやや小さい)
    レッドリスト
    低危険種(LC)

    月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    ?
    9月
    10月
    11月
    12月
    • 沖縄の各所で見られる
    • 沖縄の特定地域で見られる
    • 沖縄の特定地域でまれに見られる

    シギの中でも比較的大きく、湾曲した嘴も特徴的。
    遠目で判別可能な初心者の味方のシギちゃん。
    旅鳥として全国の海岸や農耕地などに飛来します。沖縄でも春と秋の渡りの時期に観察でき、一部の個体は越冬するため、9月から4月の長い期間見ることができます。
    海岸に行くと大体1匹くらいは見かけるイメージです。
    かつては大きな群れで飛ぶ姿が見られたそうですが、近年はそのような光景は少なくなっているようです。

    名前

    和名と英語名比べると
    Curlew = ダイシャクシギ
    Whimbrel = チュウシャクシギ
    Little Curlew = コシャクシギ
    となっています。英語は、チュウシャクシギだけ固有名詞になっています。和名の方がわかりやすいですね。

    2025年のチュウシャクシギ

    チュウシャクシギ:獲物を探す様子 - 2025.02.28 沖縄県南城市
    獲物を探す様子 - 2025.02.28 沖縄県南城市

    長く湾曲した嘴が特徴的。

    鳴きながら飛ぶ様子 - 2025.02.28 干潟(沖縄県南城市)

    チュウシャクシギは「ホイピピピピピ」という口笛のような独特の声で鳴きます。
    他のシギに比べて圧倒的なボリューム。干潟にいると、だいたいどこからか聞こえてきますね〜

    チュウシャクシギ:飛行するチュウシャクシギ - 2025.05.14 海岸(沖縄県糸満市)
    飛行するチュウシャクシギ - 2025.05.14 海岸(沖縄県糸満市)
    チュウシャクシギ:カニを食べるチュウシャクシギ - 2025.05.14 海岸(沖縄県糸満市)
    海岸でカニを捕まえる様子 - 2025.05.14 海岸(沖縄県糸満市)

    長く湾曲した嘴で甲殻類や昆虫を捕食するそうで、特によくカニを食べている姿をよく見かけます。

    この独特の嘴の形は泥の中にいる獲物を探すのに適しているそうです。ただし、その裏付けとなる学術的な研究を見つけることができませんでした。仕方ないので、実際に私自身で、直線の棒と曲線の棒を口にくわえて前後に動かしてみると、曲線の山なりの部分と山なりでない部分の高さがある分、頭を軽く動かしただけで広範囲を探せることが実感でき、少しだけチュウシャクシギの気持ちがわかりました。

    チュウシャクシギ:首を傾げるチュウシャクシギ - 2025.09.15 沖縄県豊見城市
    首を傾げるチュウシャクシギ - 2025.09.15 沖縄県豊見城市

    沖縄県内の干潟では1匹はみます。
    体も大きく見つけやすいです。

    チュウシャクシギ:捕まえるたカニを食べようとしている - 2025.10.17 海岸(沖縄県与那原町)
    捕まえるたカニを食べようとしている - 2025.10.17 海岸(沖縄県与那原町)

    今日もカニを捕まえてました。
    長い嘴でカニなどの獲物を捕まえたはいいが、口の中まで運ぶのに苦戦してました。

    チュウシャクシギ:イソシギの比べると大きい - 2025.11.15 沖縄県与那原町
    イソシギの比べると大きい - 2025.11.15 沖縄県与那原町

    チュウシャクシギ、他のシギと並ぶとサイズ感がわかります。
    イソシギと並ぶと結構大きい。

    チュウシャクシギ:羽の模様は葉脈のよう - 2025.11.15 沖縄県与那原町
    立体的な羽模様 - 2025.11.15 沖縄県与那原町
    チュウシャクシギ:羽の模様は葉脈のよう - 2025.11.15 沖縄県与那原町
    羽の模様は葉脈のよう - 2025.11.15 沖縄県与那原町

    たまたま目の前まで歩いてきたので、羽の細かな模様まで撮影できました。
    チュウシャクシギは以前から羽の模様が立体的で綺麗だなと思っていましたが、葉脈のような感じになっていたのですね。

    チュウシャクシギ:宮古島のチュウシャクシギ - 2025.12.06 沖縄県宮古市
    宮古島のチュウシャクシギ - 2025.12.06 沖縄県宮古市

    宮古島に行った時、下地空港から降りて一番最初のみた鳥がチュウシャクシギでした

    チュウシャクシギ:思ったよりたくさん写っています - 2025.12.06
    思ったよりたくさん写っています - 2025.12.06 沖縄県宮古市
    チュウシャクシギ:朝の干潟にで見かけたチュウシャクシギ - 2026.12.07 沖縄県宮古市
    朝の干潟にで見かけたチュウシャクシギ - 2026.12.07 沖縄県宮古市

    集団行動も多めです。沖縄県内では3匹~10匹程度の群れをよく見かけます。

    2026年のチュウシャクシギ

    チュウシャクシギ:土の中の獲物を探す - 2026.01.17 沖縄県豊見城市
    土の中の獲物を探す - 2026.01.17 沖縄県豊見城市

    干潟の穴に嘴を入れて、カニなどを探してる姿をよく見かけます。

    チュウシャクシギ:水路にいるチュウシャクシギの群れ - 2025.01.22 沖縄県糸満市
    水路にいるチュウシャクシギの群れ - 2025.01.22 沖縄県糸満市
    チュウシャクシギ:水路にいるチュウシャクシギの群れ - 2025.01.22 沖縄県糸満市
    寒い日だからなのか、いつもより丸い - 2025.01.22 沖縄県糸満市

    水路にいた5匹の群れのチュウシャクシギ達。
    この日の気温は1年でも稀に見る寒さの12℃。だからなのか、だいぶふっくらして見えました。

    チュウシャクシギ:2026.04.03 沖縄県南城市
    2026.04.03 沖縄県南城市
    チュウシャクシギ:2026.05.01 沖縄県西原町
    2026.05.01 沖縄県西原町
    チュウシャクシギ:FPA(夏羽へ換羽中)小雨覆全体などは juvenile、大半は新羽?  2026.05.12 沖縄県糸満市
    FPA(夏羽へ換羽中)小雨覆全体・他一部の摩耗した羽は幼羽、そのほか大半は新羽? - 2026.05.12 沖縄県糸満市2026.05.12 沖縄県糸満市
    チュウシャクシギ:FPA(夏羽へ換羽中)小雨覆全体・他一部の摩耗した羽は幼羽、そのほか大半は新羽? - 2026.05.12 沖縄県糸満市2026.05.12 沖縄県糸満市
    FPA(夏羽へ換羽中)小雨覆全体・他一部の摩耗した羽は幼羽、そのほか大半は新羽? - 2026.05.12 沖縄県糸満市2026.05.12 沖縄県糸満市
    チュウシャクシギ:チュウシャクシギだけかと思って撮影すると、周辺にキョウジョシギが13匹もいた - 2026.05.15 沖縄県南城市
    チュウシャクシギだけかと思って撮影すると、周辺にキョウジョシギが13匹もいた - 2026.05.15 沖縄県南城市
    チュウシャクシギ:6月に初観察 - 2026.06.23 沖縄県南城市
    6月に初観察 - 2026.06.23 沖縄県南城市

    参考:
    植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
    高野伸二「フィールドガイド日本の野鳥」
    沖縄野鳥研究会「沖縄の野鳥」
    京都府「京都府レッドデータブック2015」

    チドリ目の仲間
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