
ツバメチドリ
かっこよさと可愛さをどちらも備える愛しいフォルム。ふわっと飛ぶ姿が美しい。
- 漢字表記
- 燕千鳥
- 英語名
- Oriental Pratincole
- 学名
- Glareola maldivarum
- 分類
- チドリ目ツバメチドリ科
- 渡り区分
- 夏鳥
- 体長
- 27cm (ヒヨドリよりやや小さい)
- レッドリスト
- 絶滅危惧II類(VU)
- 保全
- 宮古島市自然環境保全条例保全種
月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)
1月
?
2月
?
3月
?
4月
5月
?
6月
?
7月
?
8月
?
9月
?
10月
?
11月
?
12月
?
- 沖縄の各所で見られる
- 沖縄の特定地域で見られる
- 沖縄の特定地域でまれに見られる
ツバメチドリは、夏鳥として沖縄に飛来する旅鳥で、近年では沖縄島や宮古島、石垣島など県内各地で繁殖例も確認されています。もともと全国的には、関東以南の限られた地域で局所的に観察される程度ですが、沖縄では旅鳥として比較的よく渡来しており、伊江島・久米島・津堅島・伊計島・多良間島などでも繁殖の記録が報告されるようになりました。
2025年、沖縄県の南部の畑では40羽以上の群れで滞在していました。
ツバメチドリは、草丈が低い乾いた開けた土地を好み、収穫後のサトウキビ畑や埋立地、干潟、飛行場などで集団でいます。県内のツバメチドリのいる場所の多くは、休耕地や埋立地などの人為的に作られた一時的な空間なので、安定して繁殖できる場所ではないのが悲しいところ。
夏には中国やロシアなどで繁殖し、冬になると東南アジアやオーストラリア方面へ南下して越冬。その渡りの途中で沖縄を経由する個体も多いようです。
4月のツバメチドリ



ツバメチドリは「チドリ科」の鳥です。尾羽は長く、アルファベットの「V」字状の尾羽や翼がツバメを連想させることからその名前がつきました。
目元から喉にかけて入る黒いラインもカッコよく見えますね。


一年ぶりに会ったツバメチドリ。
前回、見た時より丸くて可愛い気がします。
参考
- 植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
- 沖縄県「改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編-」
チドリ目の仲間

- コチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 黄色いアイリングが特徴的で漫画のような顔付き。チドリの中で一番小さい。シロチドリと同じく沖縄の海岸や畑など各地でよく見かける。

- シロチドリ
- チドリ目チドリ科|留鳥
- 沖縄の多くの海岸で見かけることができ、沖縄で繁殖する唯一のチドリ類です。とても小柄で、近くにいても気づかない時があるほどです。

- メダイチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 大きなサイズのシロチドリがいると思ったらこの種。トウネンやヒバリシギより大きく、並ぶとそのサイズ感に驚く。

- オオメダイチドリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- メダイチドリとよく似ているが、嘴が長く、脚も長い。メダイチドリの群れの中に少数、まぎれ込んでいることが多い。

- ムナグロ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 沖縄ではよく見るシギチの一種。海や畑など様々な場所にいます。黄色の模様が鮮やかで、夏冬で大きく姿が変わり観察しがいのある面白い鳥です。

- ダイゼン
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 銀のダイゼン、金のムナグロ

- ケリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- 春先の耕したばかりの田んぼにいる珍しい旅鳥

- ミフウズラ
- チドリ目ミフウズラ科|留鳥
- まだしっかり観察できていません

- コアジサシ
- チドリ目カモメ科|夏鳥
- 初夏を告げる爽やかな鳥。海面へ直下降して魚を獲る姿が特徴。夏になるの沖縄ではよく見かける。

- クロハラアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- 海辺を優雅に旋回。沖縄では良く見かける方のアジサシ。夏になると黒いお腹を見ることができる。

- オニアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- スポーティーな見た目の珍しい鳥

- ユリカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 赤い足と嘴が特徴的なカモメ。沖縄県外では、どこでも見かけますが、沖縄では非常に珍しく油断すると会えない年もあります。

- ズグロカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 夏は顔が黒くなるカモメ

- ウミネコ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 冬の海に響く、猫の声のカモメ

- オグロシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 夏に橙色に染まる大きめのシギ

- エリマキシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- カールする尾羽がオシャレ

- オオハシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 長い嘴が特徴的

- アカアシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- アカアシ・キアシ・アオアシの信号機足のシギの一種。他の2種に比べると見かけることは少なめ。

- アオアシシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- その名の通り青い足と、少し沿った嘴が特徴的なサギ。このサイズのシギの中では、沖縄で通年見ることできる貴重な存在。

- キアシシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 黄色の足がトレードマーク
こちらもおすすめ

- タシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 個性あふれるシギ

- ノスリ
- タカ目タカ科|冬鳥
- 昔、亜種ダイトウノスリもいたそう

- ヤンバルクイナ
- ツル目クイナ科|留鳥
- 沖縄北部のやんばるの森のみに生息する固有種。沖縄で最も有名な鳥で、様々なキャラクターにもなっている。日本で唯一の飛べない鳥。

- キョウジョシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 雅な模様で名前の付け方が正にそれ。少数の群れでよく行動する。名前とは裏腹に石をひっくり返して獲物を探すワイルドな姿が特徴的。

- ダイシャクシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 大きな嘴が特徴

- 亜種リュウキュウサンショウクイ
- スズメ目サンショウクイ科|留鳥
- 最近は本州にも生息域を拡大中

- コシャクシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- チュウシャクシギよりもっと小さな嘴

- キンバト
- ハト目ハト科|留鳥
- 国の天然記念物。沖縄本島にはいなく、宮古島以南にしか生息しない、とても綺麗な色の鳩。

- コサギ
- ペリカン目サギ科|留鳥
- 品の良さを感じる小さめの白いサギ。ダイサギと同じく多くの水辺で見かけます。真夏以外は頻繁に見れる印象です。

- ヘラサギ
- ペリカン目トキ科|冬鳥
- クロツラヘラサギに似ている。クロツラヘラサギは沖縄でよく見られるが、ヘラサギは飛来数が少なく珍しい。