
アカアシシギ
アカアシ・キアシ・アオアシの信号機足のシギの一種。他の2種に比べると見かけることは少なめ。
- 漢字表記
- 赤足鷸
- 英語名
- Common Redshank
- 学名
- Tringa totanus
- 分類
- チドリ目シギ科
- 渡り区分
- 旅鳥
- 体長
- 28cm (ヒヨドリと同じくらい)
- レッドリスト
- 絶滅危惧IA類(CR)
- 保全
- 宮古島市自然環境保全条例保全種
月別の遭遇しやすさ(個人の経験ベース)
- 沖縄の各所で見られる
- 沖縄の特定地域で見られる
- 沖縄の特定地域でまれに見られる
- レア
アオアシシギ、キアシシギ、アカアシシギの信号系アシシギの1種。
他の2種に比べて、アカアシシギは沖縄では一番見かけることが少ない気がします。
アカアシシギは、夏鳥として北で繁殖し、秋になると南へ渡り、沖縄県を含む琉球列島で越冬します。
また一部の個体は沖縄で越夏します。


沖縄では主に9月から4月にかけてよく観察することができます。湿地や干潟、河口、イグサ田、タイモ田などの水辺環境にいて、冬の間は単独または小規模な群れで過ごし、干潟や水田の表面をつつきながら、小魚や貝類、甲殻類、昆虫などを捕食します。
名前の通りの赤い足


脚が赤色なのでわかりやすいシギですね。
英語名も「Common Redshank」なのでやはり赤い脚が特徴のようです。
歩行が得意らしく、獲物を見つけると素早く駆け寄る姿が印象的です。繁殖期には草地の根元に枯草を使って皿状の巣を作り、4個ほどの卵を産みます。雌雄で抱卵し、22~29日ほどで孵化。雛は早成性で、孵化後すぐに巣を離れ、25~35日ほどで飛べるようになるそうです。
シギ・チドリ類の多くは淡水の近くで繁殖しますが、アフロ・ユーラシア大陸に分布するアカアシシギは塩性沼地で繁殖することもあるそうです。
渡来数は増加するが...

「ピョピョピョ」「ピークイ」といった特徴的な鳴き声を持ち、飛び立つ際にも鳴くことが多い鳥です。近年、沖縄でのアカアシシギの渡来数は増加傾向にありますが、干潟の埋め立てや水田の減少など生息地が減っており、今後渡りの中継地や越冬地として、エネルギー供給に影響がでる可能性があるそうです。

レッドリストの変更
環境省の第5次レッドリストで危険度が上がりました。
まさかのヤンバルクイナと同じ危険度です。厳密にはICUNでは「低危険種」ですので、世界規模で見ると全然状況は異なります。
繁殖地である北海道東部以外でも、春秋の渡りの時期には全国の海岸線を利用して移動 しているため、移動中の休息場、採餌場は種の存続にとって重要な役割を担っている。ま た、琉球列島は越冬地にもなっている。しかし、近年シギ・チドリ類が利用できる干潟や 水田は減少傾向にあり本種の渡り途中や越冬地でのエネルギー補給に影響が出ていると 思われる。 環境省第5次レッドリストより
沖縄では近年、干潟が減少傾向にあり、そちらも影響しているようです。
レッドリスト | カテゴリー |
|---|---|
2020年(第4次レッドリスト) | 絶滅危惧II類(VU) |
2026年(第5次レッドリスト) | 絶滅危惧IA類(CR) |
2026年のアカアシシギ



この日は初夏のようにあったかい陽気で、シギ達もゆっくりしていました
アカアシシギも足をたたんでリラックス。足が見えないと、一瞬なんの鳥か迷いますね。





参考:
沖縄県環境部自然保護課「改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編)」
植村慎吾「決定版 見分け方と鳴き声野鳥図鑑350」
漫湖水鳥・湿地センター「漫湖いきもの図鑑」
スミソニアン協会「地球博物学大図鑑」

- ツバメチドリ
- チドリ目ツバメチドリ科|夏鳥
- かっこよさと可愛さをどちらも備える愛しいフォルム。ふわっと飛ぶ姿が美しい。

- コチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 黄色いアイリングが特徴的で漫画のような顔付き。チドリの中で一番小さい。シロチドリと同じく沖縄の海岸や畑など各地でよく見かける。

- シロチドリ
- チドリ目チドリ科|留鳥
- 沖縄の多くの海岸で見かけることができ、沖縄で繁殖する唯一のチドリ類です。とても小柄で、近くにいても気づかない時があるほどです。

- メダイチドリ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 大きなサイズのシロチドリがいると思ったらこの種。トウネンやヒバリシギより大きく、並ぶとそのサイズ感に驚く。

- オオメダイチドリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- メダイチドリとよく似ているが、嘴が長く、脚も長い。メダイチドリの群れの中に少数、まぎれ込んでいることが多い。

- ムナグロ
- チドリ目チドリ科|冬鳥
- 沖縄ではよく見るシギチの一種。海や畑など様々な場所にいます。黄色の模様が鮮やかで、夏冬で大きく姿が変わり観察しがいのある面白い鳥です。

- ダイゼン
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 銀のダイゼン、金のムナグロ

- ケリ
- チドリ目チドリ科|旅鳥
- 春先の耕したばかりの田んぼにいる珍しい旅鳥

- ミフウズラ
- チドリ目ミフウズラ科|留鳥
- まだしっかり観察できていません

- コアジサシ
- チドリ目カモメ科|夏鳥
- 初夏を告げる爽やかな鳥。海面へ直下降して魚を獲る姿が特徴。夏になるの沖縄ではよく見かける。

- クロハラアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- 海辺を優雅に旋回。沖縄では良く見かける方のアジサシ。夏になると黒いお腹を見ることができる。

- ハジロクロハラアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- 沖縄への飛来数はとても少ない、Alternateでは羽の部分まで黒くなるのが特徴のアジサシ。

- エリグロアジサシ
- チドリ目カモメ科|夏鳥
- 夏になると沖縄へ繁殖のためにやってくる。一際白く綺麗なアジサシ。

- ハシブトアジサシ
- チドリ目カモメ科|夏鳥
- 沖縄では稀にみる珍しめのアジサシ。名前の通り嘴が太い。体長もコアジサシに比べて2回りほど大きく、飛行する様子は迫力がある。

- オニアジサシ
- チドリ目カモメ科|旅鳥
- スポーティーな見た目の珍しい鳥

- ユリカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 赤い足と嘴が特徴的なカモメ。沖縄県外では、どこでも見かけますが、沖縄では非常に珍しく油断すると会えない年もあります。

- ズグロカモメ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 夏は顔が黒くなるカモメ

- ウミネコ
- チドリ目カモメ科|冬鳥
- 冬の海に響く、猫の声のカモメ

- オグロシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 夏に橙色に染まる大きめのシギ

- エリマキシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- カールする尾羽がオシャレ

- ヤンバルクイナ
- ツル目クイナ科|留鳥
- 沖縄北部のやんばるの森のみに生息する固有種。沖縄で最も有名な鳥で、様々なキャラクターにもなっている。日本で唯一の飛べない鳥。

- ヒシクイ
- カモ目カモ科|冬鳥
- きょ、巨大なカモ!?

- 亜種ダイトウウグイス
- スズメ目ウグイス科|冬鳥
- 囀りは聞くが、姿が見えない代名詞。国内のウグイス4つの亜種のひとつ。これまで「リュウキュウウグイス」と考えられていたが、近年「ダイトウウグイス」いうことが判明。

- ツルシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- スラリと長い嘴と赤い脚が特徴的。沖縄では比較的珍しい。

- アマサギ
- ペリカン目サギ科|冬鳥
- 名前通り亜麻色が特徴的なサギ。特徴的な色味で遠くからでもわかりやすい。沖縄ではどちらかというと畑でよく観察される。

- キョウジョシギ
- チドリ目シギ科|旅鳥
- 雅な模様で名前の付け方が正にそれ。少数の群れでよく行動する。名前とは裏腹に石をひっくり返して獲物を探すワイルドな姿が特徴的。

- チュウシャクシギ
- チドリ目シギ科|冬鳥
- 曲がった嘴が特徴的なやや珍しいシギ、沖縄では比較的よく見る。体も大きく海岸で気づきやすいシギチ。

- ノスリ
- タカ目タカ科|冬鳥
- 昔、亜種ダイトウノスリもいたそう

- ハヤブサ
- ハヤブサ目ハヤブサ科|冬鳥
- 速さの代名詞

- ハイタカ
- タカ目タカ科|冬鳥
- 観察中...